第169回『なぜ歯医者の治療は何回もかかるの?(その2)』歯の治療が何回もかかる理由は、歯科の処置の大半が「外科と修復」だからです。 「歯を抜く」「歯の神経を抜く」「歯石をとる」というは外科処置ですし、 「詰める」「被せる」「入れ歯を作る」というのは修復処置です。 外科処置の後はその傷が治るまで一定の治癒期間が必要ですし、修復処置...
第168回『なぜ歯医者の治療は何回もかかるの?(その1)』「歯医者はちょっとずつ治療するから、治療に回数がかかる。」という話をよく耳にします。中には「何回も通わせて、金儲けしてんちゃうか?」などとおっしゃる方もおられます(笑)。 私自身、なるべく「濃い診療」を心がけ、ケースによっては長い時間枠を確保するなど、きるだけ治療回数を減ら...
第167回『Lonjevity(=長持ち)その15』歯が「良い」「悪い」には、歯そのものの質や歯周病への抵抗力など、持って生まれた個人差もあります。これらを根本的にかえることはむずかしいかもしれません。 現在の日本では、9割以上の方が毎日歯磨きをする習慣を持っています。さらに最近では予防の意識も高まり、定期的な歯のクリーニン...
第166回『Lonjevity(=長持ち)その14』歯や歯周組織に影響を及ぼす因子の例として、『唾液』『咬む力』『歯並び・咬み合わせ』などの事を前回述べました。これらには個人差があります。たとえば「歯並びがよくて、咬み合わせも綺麗で、唾液で潤っている」場合は良い状態が長持ちしますが、その逆の場合は、治療後にも「とれた」「痛い...