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  • 執筆者の写真植田 英樹

第141回:『根面カリエス』

虫歯のうちでも、歯の根っこの部分にできるものを「根面カリエス(根面う蝕)」と言いま

す。歯の上の部分はエナメル質という硬い組織に囲まれていますが、根っこの部分はセメ

ント質に囲まれています。ところが歯茎が痩せて根っこの部分が露出すると、象牙質とい

うやわらかい部分がさらされることになります。この象牙質はエナメル質よりも酸に対す

る抵抗性が弱く、虫歯になりやすいのです。ですから、若いころ虫歯などなかったという

方が、歯周病で歯茎が痩せてくると、根面カリエスが増えたりします。さらに、ドライマ

ウス(口の中が乾く症状)になると、根面カリエスが多発します。予防としては定期的な

メインテナンスと食事療法も含めたホームケアが大切になります。

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