「炎症や力のコントロール」とはいっても、それぞれのリスクにはやはり個人差があります。つまり、持って生まれた、もともと歯が強い人や、歯周病になりにくい人もいます。
また「若いころは虫歯なんかなかったのに、年寄っていっぱい虫歯が増えた」とか、「昔から歯医者にかかったことがなかったのに、最近、歯がぐらつく」とかいう方もおられます。加齢や他の病気の影響もあるかもしれません。
しかし、「私は歯が弱い家系だから・・・」と悲観していても仕方ありません。ご自身のリスクを知ったうえで、予防に努めるしかないのです。
ただ、そのリスクも「炎症に対するリスク」と「力に対するリスク」に分けて考えることが大切です。
次回から、歯や歯周組織に影響を及ぼす原因(リスク因子)についてお伝えして参ります。