『キーンていう音』は、歯を削るタービンの音です。ただあの音は、歯の神経に触るような、突き刺さるような鋭い痛みを連想させますね。たとえ神経を抜いてある歯(失活歯)であっても、そう思ってしまいます。実際は、神経が生きている歯の場合は、予め麻酔をしてから治療しますので痛くはないのですが。
タービンの代わりに5倍速マイクロモーターという器具で歯を削ることもあります。また、「レーザーで歯を削る」なんてこともありますが、ごくごく少量の削除の場合しか使えません。歯医者としてはBGMを流したり工夫はしていますが、あの音を完全に消すことはできません。それでも、なるべく歯を削ることが無いように、予防をベースにした歯科医院をこれからも目指していきたいと思います。
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