日中に不必要に歯と歯を接触させてしまう癖(T.C.H.)による影響については、前回お話ししました。それでは夜間、寝ている時はどうでしょうか?よく問題にされるのが“歯ぎしり”ですが、聞いてみると「私は歯ぎしりしていません、言われたことないし。」とおっしゃいます。
しかし音がしない歯ぎしりもあるのです。それが『クレンチング』と言われる、持続的な食いしばりです。これもT.C.H.同様、歯や歯茎に悪影響を及ぼしたり、朝口が開きにくいなどの顎関節症の原因になったりもします。しかし、寝ている間は意識がないため(「気を付けて寝る」なんてことができないため)、予防が難しい。そこで活躍するのが『ナイトガード』というプラスチック製やポリカーボネート製の薄いマウスピースです。
次回につづきます。
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