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第83回『詰め物をしたところがしみるんですけど、虫歯残ってるの?』

  • 執筆者の写真: 植田 英樹
    植田 英樹
  • 2021年12月24日
  • 読了時間: 1分

虫歯の治療で歯型をとり、詰め物(インレー)をつけると、しばらくは冷たいものがしみたりします。虫歯になっていた軟らかい部分を削り取り、そこを金属でおきかえると、金属は熱の伝わりが早いのでしみる訳です。


特に虫歯が深く神経ぎりぎりの場合は、その傾向が強くなりますが、虫歯が残っているのではありません。通常は1か月程で2次象牙質というものが作られるので、だんだんしみなくなってきますが、ケースによっては、痛みが続き歯髄炎を起こしてしまい神経を抜かなければならないこともあります。


『しみたり痛くなるのは嫌なので、神経を抜いて!』という方もおられますが、歯の神経はなるべく生かしたままのほうが歯は長持ちするので、できれば神経は抜かないようにしたいと考えています。

 
 
 

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