ここでは話をシンプルにするために、神経を抜いた歯にセラミッククラウンを被せる治療(いわゆる『さし歯』)をしたと言う前提で考えて行きます。
たまに、『この歯は被せてあるから、虫歯にならないんでしょ』などとおっしゃる方がおられます。確かに「被せ物自体」は人工物ですから虫歯にはなりませんが、被せられているのはご自身の「歯」なのです。被せてあるとはいえ、「被せ物」と「歯」の“境い目”があります。セラミックスやゴールドでは、この“境い目”を限りなくスムーズにすることが出来ますが、それでも0ではありません。この“境い目”からご自身の歯が虫歯になる可能性はあります。例え「被せ物」が綺麗なままであっても、自分の「歯」が虫歯になっては『長持ちしている』とは言えません。やはりプラークコントロールにかかっているのです。
次回も「『治療した歯は、どのくらいもつの?』その3」です。
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