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第226回『歯が浮いて咬めない』

  • 執筆者の写真: 植田 英樹
    植田 英樹
  • 10月7日
  • 読了時間: 1分

しばしば「歯が浮いていて、咬むと痛い」と来院される方がいらっしゃいます。実は先日、私もそういう経験をして、近所の先生に調整をしに来てもいらいました。結構つらいものですね。患者さんからは「肩こりと関係あるんでっか?」と質問されたりします。あながち無関係でもありません。肩こりの一つの原因として、筋肉の緊張があります。無理な姿勢で長時間過ごしたり、ストレスで無意識に肩に力が入っていたりする時って、同時に「噛みしめ」や「TCH(=歯牙接触癖)」をしていたりします。

そうすると、歯そのものにも過剰な力がかかり、歯の根っこを支えている歯根膜が圧迫されます。歯周組織の血液循環も悪くなり、歯茎が炎症を起こしたり、歯根膜が肥厚したりして一部の歯が浮き上がったような感じになります。

「噛みしめ」「歯ぎしり」「TCH」が直接的な原因ですが、ストレスのない楽しい毎日を過ごしたいものですね。

 
 
 

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