「オーラルフレイル」は、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを指し、フレイル(身体の衰え)の一部分です。オーラルフレイルの始まりは、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増える、口の乾燥などのわずかな症状です。これらを見逃した場合、全身的な機能低下が進むといわれているため、注意が必要です。食べられないものが増えると偏食になり、栄養状態が悪化するからです。
予防としては、食事の際しっかりと噛んで飲み込むことや、日ごろからよく話すことが大切です。また定期的な歯科健診を受け、歯・口の健康を保つことも重要です。
口から食べることは健康な体を作ります。食事を楽しむことは人とのかかわりの源です。
最期まで、おいしく食べて笑って話せるって幸せですね。
(前院長で僕の父親の最期の日の昼食はお好み焼き、夕食は手巻き寿司でした)
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